BLOG ブログ

HOME // ブログ // 三浦市社会福祉協議会の地域診断書

CATEGORY


ブログ 時事

三浦市社会福祉協議会の地域診断書

今回は社会福祉法人三浦市社会福祉協議会さま(以下、三浦市社協さま)が作成されている「地域包括ケア推進のための地域診断書」(以下、地域診断書)についてご紹介したいと思います。

三浦市社協さまでは独自の取り組みとして、地域診断書を作成されています。
最初のレポートの表紙からどういったものか引用させていただくと、「地域包括ケアシステムの構築を目途に、モデル地域を設定して〝地域診断”を試みることにした。それは、当該地域に①支援を提供しなければいけない人がどれだけいて、②その地域に現在どのような資源・サービスがあり、③対象者は既存サービスをどのように利用しているのかを把握・分析したうえで、④足りない資源・サービスは何かを把握する作業である。」とされています。
三浦市社協さまの視点で、それぞれの地域の強み、弱みを分析されたもので、現在のところ5地域の地域診断書が作成されています。

各地域ごとに内容がアップデートされているのですが、ほぼ共通して、地域の概況、選定された地域をくまなくまわった建物や道路の特徴(ソフト面、ハード面)の写真とコメント、商店・事業所への取材、住民の声、住民活動団体の紹介が内容になっています。
城ケ島地区の来遊客の推移、城ヶ島大橋渡橋数の推移などのその地区に深くかかわる統計なども掲載されています。
最新の「東岡区」の地域診断書は、それまでの三浦市社協さまの職員がすべて作るかたちではなく、東岡区の地域住民の有志の方が入って作成されていて、より地域の深堀りがされています。

住民の声は戸別訪問をされた地域もあって、なかなかわからない地域住民の生の声を知ることができます。
建物や道路の特徴も普段見逃しがちなところまで調査されているので、とても勉強になりました。
土地の価格がいくらかを鑑定する仕事をしておりますが、三浦市のそれぞれの地域がどういった状況か、ここまで調べられたものはなかなかありません。
報告書をまとめた地域については三浦市役所よりも地域に精通していらっしゃるんだろうと思います。
三浦市にこれから住まわれる方にも、近所にどのような方が住まわれているのか、どんなお店があるのか、どんなところなのかをイメージするのによい資料ではないかと思います。

今まで、取り上げられた地域は、
「日の出、入船、仲崎、花暮」(平成28年3月) http://www.shakyo-miura.com/report/report-20160620.html
「城ヶ島区」(平成28年12月) http://www.shakyo-miura.com/report/report-2017022801.html
「海外区」(平成30年5月) http://www.shakyo-miura.com/news/news-20180601.html
「尾上区」(平成29年6月)
「東岡区」(平成31年3月)
になります。

三浦市南部の高齢化が進んでいる地域が取り上げられていますが、三浦市社協さまの担当者にお聞きしたところ、今後も作成は続けられるとのことで、対象地域も三浦市南部に限定しないで、三浦市内の必要な地域を取り上げられるとのことです。
現在のところ、3地域がWEBにアップされていて、「尾上区」、「東岡区」についても、今後WEBにアップされる予定とのことでした。
この報告書については神奈川新聞で何度か記事にされております。

SHARE
シェアする
[addtoany]

ブログ一覧