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空き家問題(住宅・土地統計調査より)

9月30日に平成30年住宅・土地統計調査の確報が発表されました。
空き家問題が大きく報じられるようになったのは平成25年住宅・土地統計調査によるところが大きいので、非常に注目していました。
この調査は5年ごとの調査です。
空き家の総数も、空き家率も大きく上昇することが想定されていましたが、全国で見ると、空き家の総数は8,488,600戸、空き家率13.6%で、
平成25年比で空き家総数は293,000戸(3.6%)の上昇、空き家率は0.1%の上昇で、想定よりも小幅な上昇だった印象です。
また、この調査の空き家総数、空き家率は別荘などの二次的住宅も空き家に含んでしまっているので、
いろいろな考え方があると思いますが、空き家総数から二次的住宅を控除した方が実勢に近いように思います。
全国で見ると、空き家総数ー二次的住宅は13.0%で、平成25年比で0.2%の上昇です。
以下では空き家総数ー二次的住宅の率を空き家総数、空き家率の後の()で記載します。

横須賀市周辺で見てみると、
横須賀市は住宅総数は1.0%の減少、空き家総数は0.3%の減少(9.5%の増加)、空き家率は14.8%(13.8%)
逗子市は住宅総数は2.8%の増加、空き家総数は3.7%の増加(7.1%の増加)、空き家率は17.1%(9.8%)
三浦市は住宅総数は0.2%の減少、空き家総数は25.3%の増加(12.6%の増加)、空き家率は21.9%(16.6%)
葉山町は住宅総数は1.9%の減少、空き家総数は5.9%の減少(6.1%の減少)、空き家率は14.2%(8.4%)
でした。
横須賀市周辺では住宅総数が減少となった市町が多く、ファイルのとおり空き家率も葉山町を除き増加傾向です。
また、空き家率でみると、全国の率よりも4市町とも高くなっていますが、
空き家総数ー二次的住宅の率でみると、逗子市、葉山町は全国の率よりも大きく下回っています。
逗子市、葉山町は別荘などの二次的住宅の占める割合が高いことがわかります。

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